導入事例・パートナー紹介

株式会社ファイヤーワークス様


事業部長 布施杏奈様(中央)海外事業部 アドリアナ・マリー・イ様(左)リ・ゼンゼン様(右)

事業概要

 ハイブランドのアイテムや海外セレクトアイテムを販売されるヴィンテージショップ、Hedy(エディ)。国内ECサイトや店舗での展開のみならず、海外向けの越境EC事業も行われています。今回は、Hedyを運営される株式会社ファイヤーワークスの事業部長、布施杏奈様、海外事業部のリ・ゼンゼン様、アドリアナ・マリー・イ様に、越境EC事業やLaunchCartについてお話を伺いました。

全世界向けに販売。国内向けと同じくらい売り上げが伸びています。

ーHedyの越境EC事業が現在に至るまでの経緯を教えてください。

布施様:2013年に日本では未入荷の、海外アクセサリーのセレクトアイテムを日本のサイトで販売する事業からHedyは始まりました。そして、別事業でも海外向けの事業を行っていたりと、社全体が海外志向がとても強かったため、2015年から越境EC事業をスタートさせました。

 今では全世界向けに販売をしていて、一番売れ行きが好調なのが中国です。ヨーロッパやアメリカからご購入いただくこともありますが、ご購入者様が現地にいらっしゃる中華系の方だったりすることもあります。中国の次にご購入いただくのは、マレーシアやシンガポールの中華系の方々です。でも実は、中国向けが好調になってきたのは、ここ2~3年の話で、それまでは1か月に1件注文が入るくらいでした。日本向けが主で、海外向けはおまけといった感覚だったのですが、今では日本向けと同じくらい、むしろ日本向けの方が負けてしまうくらい中国の方々に気に入ってもらい、ご購入いただいています。

こだわりのブランディングと、日本からでも丁寧なお客様対応

ー中国の方にそこまで気に入っていただけるための秘訣はありますか?

アドリアナ様:国内向け、海外向け関わらず、Hedyはブランディングにとてもこだわっています。ハイブランドヴィンテージ×モードファッションという洗練された世界観、いわゆる花柄ワンピースではなくジャケットパンツ、といったHedyの世界観が他にはなくて気に入っていただけたことが秘訣かもしれません。微博(Weibo)、小紅書(RED)等のSNSの配信をリがずっと担当していて、このようなSNSからECサイトへの流入がすごく増えました。最近は、海外に強みを持たれているアフィリエイトの企業様とご一緒させていただいて、SNSやインフルエンサーさんに紹介していただけるような動きを強化しようとしています。これが成功したら日本向け以上に海外向けの方が売り上げが上がるのではないかと期待しています。

リ様:それと、中国で日本のヴィンテージ品というと、質が高くてヨーロッパのものより価格が安いという印象もあります。弊社の場合、自社にバイヤーがおり、自分たちで鑑定も買い付けもして、状態が良くて売れるだろうという価格のものを揃えているという点も、お客様に気に入っていただけている理由かもしれません。

ー中国向けに販売する上でご苦労されたことはありますか?

リ様:ブランド品に対する関税がすごく高くて、ヴィンテージ品であっても新品と同じくらいの請求をされてしまうことがあります。また、お客様の対応も日本とはかなり文化の違いがあります。基本的にはWeChat経由でお問い合わせいただくのですが、洋服の場合サイズ感を確かめたいから、着て写真を撮ってみてくださいだとか、カバン等の場合は傷がついていないか、写真を撮って送ってくださいといったご要望をいただいていて、日々対応に追われています。(※写真右は、実際にリ様が撮影されたものを合成したものです。)

全ての販売チャネルの在庫を一元管理した業務の効率化

ー1点物の商品を複数のプラットフォーム(店舗、国内向けEC、越境EC)で扱われる上で、在庫管理等はどのようにされているのですか?

布施様:店舗、国内向けEC、越境ECのすべてのプラットフォームの在庫を一元管理することができる、ネクストエンジンを接続することで在庫連携をしています。ネクストエンジンを導入する前は、社内共有SkypeやLINEで「これ売れました!」と連絡すると、各プラットフォームから担当者がその商品を消す、という作業を地道に行っていました。最初は中国向けが売れていなかったため、手作業でも何とか管理できていたのですが、中国が売れ始めてからは複数プラットフォームで同じ商品が売れてしまい、1つの商品の取り合いのようになってしまって大変でした。当時は、売れていく勢いに自分たちがついていけていなかったですね。

海外からのアクセススピードを重視し、越境ECをするには国外サーバーが不可欠

ーLaunchCartを選んでいただいた理由を教えてください。

布施様:実は、2015年に越境ECを始めたときは、日本語のサイトと同じプラットフォームを使用していました。言語切り替えボタンを設置して、クレジットカードとPaypalを導入しているので、海外の方にも買っていただけますよ、といった感じです。ただ、当時は海外から日本のサーバーにアクセスするにはかなり時間がかかり、注文確定まで辿り着かず、離脱してしまうという課題がありました。そこで、社内外様々な方にご相談したところ、国外サーバーの方が良いのではないか、というアドバイスをいただき、LaunchCartに辿り着きました。今でも、サーバーが日本でなく海外にあるということは、サイトへのアクセススピードに直結する部分だと思うので、海外向けのECビジネスを行う上で非常に重要視しています。

ゆくゆくは日本初のブランドを海外へ

ー今後の展望について教えてください。

布施様:中国向けの越境ECに関しては、もっと認知を上げる施策を一番に行っていきたいです。そのため、SNSの強化やアフィリエイトの活用を行い、もっと中国でのプレゼンスを上げていけたら良いな、と思っています。ゆくゆくは海外店舗も出してみたいです。それと、現状は海外ブランドのヴィンテージ品をメインで販売していますが、日本発のブランドを、海外の方にもっと知ってもらえるような動きも加速していくつもりです。

ー越境EC事業を検討中の方にアドバイスをお願いします。

布施様:リとアドリアナがいることで、かなり越境EC事業が上手く回っている実感があります。なので、1人でも2人でも良いので、外国人でなくても現地を知っている人と一緒にEC事業は行った方が良いと思います。なぜかというと、やはり日本人だけだと海外の温度感が全く違うことに気づけず、色々なチャンスを逃してしまうことがあるからです。例えば、独身の日のセールは日本にほとんどないですし、ブラックフライデーも年に1度の大イベントだなんて思っている日本の方はあまりいらっしゃらないですよね。他にも、日本ではライブ配信がすごく遅れていますが、中国では主流の方法です。カスタマーサポートだけではなく、そういった国ごとの色々な違いを肌感覚で知っていて、教えてくれる存在が社内にいるということは、越境EC事業を行う上ですごく大切なことだと思います。