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導入事例・パートナー紹介

株式会社エスエイウェアハウス様


事業概要

 成長が凄まじい東南アジア諸国の中でも、特に近年注目を集めているベトナム。魅力的な市場ではあるものの、越境ECで進出をするためにはベトナム独自の事情や文化に対してローカライズすることが必須です。ベトナム向けの越境ECで不可欠なフルフィルメント業務や、オフライン販売のチャネル開拓、CRM業務を一気通貫で担う株式会社エスエイウェアハウスの代表、里吉美仁氏にベトナム市場の魅力やLaunchCartについてお話を伺いました。

「ベトナムに日本の良い商品を届けたい!」が起業のきっかけ

ーなぜベトナムでフルフィルメント業務を始められたのですか?

 ベトナムではオフラインオンライン問わず、正規輸入、一般貿易で持ち込まれた商品が豊富にありません。海外の商品もオンラインで購入することはできますが、実はベトナムに在庫があるわけではなくて、中国や日本のモールからダウンロードした商品画像を貼り付けて、形だけ出品しているというケースが多いのが現状です。実際に注文が入ると、中国や日本にいるベトナム人の友達に買ってもらい、送ってもらって、やっとベトナムの消費者に届けます。この過程の中で、商品が届かないということも発生します。こういった現状がある中で、誰かが現地の輸入販売元となり、日本の商品を販売できたら、ベトナムにも日本製品が溢れて、日系企業様もベトナムに進出しやすくなると思い、ビジネスを立ち上げました。

 最初は、FacebookとLPを使ったオンライン販売から始めましたが、徐々にオフライン展開も同時並行で行う必要があるということが分かり、今では現地のオフラインの代理店探しだとか、商品を卸す業務も行っています。

「偽物かもしれないからやめておこう」への対策法

ーベトナムのEC事情について教えてください。

 ベトナムのECは、モールとFacebookの2つのチャネルが主流です。モールは主に日用品で250円~2500円くらいの物を買うような場所という認識です。あまり5000円以上のものを買うような場ではないですね。個人も出品ができること等、様々な要因がありますが、ベトナムでは模倣品もたくさん出回っています。なので、失敗することもある程度予測して、モールで買い物をする人が多いのだと思います。

 Facebookの場合は、自社サイトのLPやモールへの誘導というスタイルもありますが、Facebookの投稿上でお買い物を完結させてしまうというのが今の流行りです。商品の写真と説明の投稿や、ライブコマースなどで商品の魅力を伝えて、買いたいと思った人に電話をかけてもらいます。その電話で住所を聞いて、商品の発送をするという方法です。Facebookがショッピングモールの代わりのような位置づけになってきたという感覚で、この方法は個人だけでなく一般の通販企業も行っています。

ーベトナムのEC事業で難しいことは何ですか?

 信用の獲得です。先ほども申し上げた通り、ベトナムには、正規の商品と外見だけでなく、中身の品質まで大きく変わらないのではないかと言われているような模倣品があったりします。これは多くのメーカー様の課題になっていることで、LPを見て買いたいと思ってもらっても、「偽物かもしれないからやめておこう」、と離脱してしまう人が半分くらい出てきてしまうのです。そのため、我々はチャットや電話でお問い合わせがあった際に、どこから輸入しているのか等をしっかりとご説明して、正規品だと信用していただけるようにしています。日本では、LPに証明書などを掲載して信頼性をアピールしますが、ベトナムで同じことをしてしまうと、「より怪しい」と思われてしまいます。LPでインフルエンサーや医師が品質を保障していても、ベトナムの方にとっては「それこそ怪しい」のです(笑)我々は日本人が経営している会社ですよ、というだけでも「偽物は売らなさそうだ」というイメージを持ってもらえるため、しっかりとそこは電話でフォローするように心がけています。

 オンラインのEC事業だけでなく、オフラインでの店舗販売へのチャネルを探すことにしたのも、信用の獲得を行うためです。電話やチャットでの対応でも信用はしていだだけますが、やはり一番良いのは地元のお店でも販売されていて、直接店員の方からどこから仕入れているか話を聞くことです。そのために、我々は地方の各県の薬局やローカルコンビニチェーンとの繋がりを広げています。認知やブランディングはオンラインで継続して行うので、単なるオフラインの販売という訳ではなく、ハイブリットな体制で販売をしています。このように、ベトナムで成功するには、オフラインとオンラインの両方でアプローチをかけていく必要があると思っています。

「ベトナムといえば代引き決済」の意外な理由

ー根強く代引き決済のニーズが残っていることに何か理由はありますか?

 代引きが主流と聞くと、クレジットカードが普及していないかな、と思う方も多いかと思いますが、ベトナムのデビットカードの保有率はとても高く、スーパーではデビットカードで支払う方が一般的です。配送も発送日から1日~2日で届くので不安要素ではありません。ベトナムのECにおいて代引き決済のニーズが残っている理由は、マーチャンダイジングの部分、商品の欠品がないようにコントロールするという作業があまり得意でないということが原因です。例えば、口紅やアパレルといった色やサイズが様々ある商材の場合、Mサイズの赤を注文しても、欠品していると、次に入ったら送りますといった対応をされてしまいます。いつ入荷するかどうかも分からず、たとえ何週間後に届いても、もう欲しくないですよね。飲食店などでも同様で、注文したあとに「そのメニュー作れないよ」といったことを告げられることもあります。我々や他のベトナム進出されている日系企業様からすると起こりえない状況なのですが、ベトナムの消費者様側からするとECでのお買い物には届くかどうか分からないリスクがあり、結局届いてから払うスタイルの代引き決済が最も安心できる支払方法なのだと思います。

ベトナム向けの販売方法をLaunchCartを使って試行錯誤

ーLaunchCartとの出会いについて教えてください。

 最初は、クライアント様がご利用されていたカートがLaunchCartでした。その時にLPのローカライズに関わらさせていただいて、LaunchCart上でベトナム人向けの購入フォームには住所の入力はしてもらわなくても良いだとか、商品の選択項目も減らそう、という風に、ベトナム向けには何が良いのか様々な試みを行いました。その時、カートなしでの販売も行ったのですが、LaunchCartがある方がCV率が圧倒的に高く出ました。理由はおそらく、LaunchCartが入っていた方が、メールフォームを実装しただけの簡単なものより「本物っぽいな」という安心感を与えることができるからだと思います。このようなベトナムにおける販売の基礎のようなものをLaunchCartを使って作らせていただきました。

ーその他のLaunchCartの良いところは何ですか?

 レポート機能です。日本のクライアント様も毎日注文数や流入経路を確認されたいというご要望があったときに、別途レポート等を作成する必要もなく、LaunchCart上でタイムリーな情報をご確認いただけるのでとても便利です。ベトナム向けの販売の場合、電話で注文を受けて、住所を我々が入力しなくてはいけないケースも頻繁にあります。その際に、多くのツールを使って様々な情報を共有しているとミスも増える危険性があるため、一元化できていることはとても良いことです。今後ともメーカー様に「どうしたら良いですか?」とご質問をいただいたら、「皆様LaunchCartを使っていますよ」とオススメさせていただくつもりです。

日本とベトナムの距離が近くなり、今のバンコクみたいに。

ー今後の展望について教えてください。

 日本からベトナムへの越境ECをもっとご支援していきたいというのもありますが、ベトナム国内で製造している商品をベトナムで販売する、といった事例も増えてくると思います。そのような企業様のご支援をしていきたいと思います。

 また、手に取れる形のある商材だけでなく、デジタル商材も今後ベトナムでのニーズが高まってくると思います。例えば、オンラインのクッキング教室や、プログラミングのレッスンなど。こういったデジタル上のサービスの集客を今まで培ってきた通販のノウハウとLaunchCartを組み合わせてできる新しい展開だと思っています。こういったチャンスをどんどん掴んでいきたいです。

ーベトナム向けの越境EC検討中の方に一言!

 在日ベトナム人の数は、在日中国人に次ぐ2位のボリュームまで成長してきています。私は、もっと日本とベトナムの距離が近くなって、今のバンコクみたいになれば良いなと思っています。もしベトナムに進出するかどうか検討しているのであれば、まずはビジネスで出張とかリモートでもよいので現地の人とやりとりして感覚つけるところから始めてみると良いのではないのでしょうか。日本で成功している企業様にとっては、ベトナムで小さい事業を始めることに意義を感じにくいと思うかもしれませんが、若いうちにベトナムに出張に行く機会があって、考え方が変わったという人材を抱えている企業様は、その人個人だけでなく会社にとっても大きな強みになると確信しています。

 

 

最後に・・

 

 今回お話しいただいた里吉氏は、Youtubeや書籍でもベトナム向けECについて情報発信をされています。ぜひご覧ください。

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