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シンガポール発の後払い決済(BNPL)サービス「Atome」日本上陸と越境EC活用の期待

シンガポール発の後払い決済(BNPL)サービス「Atome」日本上陸と越境EC活用の期待

はじめに

今年(2022年)の夏に日本へ進出してきた、シンガポール発の後払い決済サービス「Atome」をご存じでしょうか?

今後、越境ECでも活用できるかも(?)という期待があり、ここでご紹介します。

Atomeとは

Atomeは、アジア10ヵ国で展開されている後払い決済サービスです。

Atome : https://www.atome.co.jp/

展開している国:

  • シンガポール
  • 香港
  • マレーシア
  • ベトナム
  • インドネシア
  • タイ
  • フィリピン
  • 台湾
  • 中国本土
  • 日本

2022年3月に日本へ進出し、日本の決済代行会社、ソフトバンクペイメントサービス社やデジタルガレージ社などが「Atome」の提供を開始しています。

Atomeは、全世界で10,000以上の加盟店ブランドが導入していて、約3,000万のユーザーが利用しています。

加盟店の例(出典:Atome Japan)

そもそも後払い決済サービス(BNPL)って?

ECで商品を注文し、商品が届いた後に、コンビニや銀行などで支払える決済サービスです。

日本では、ネットプロテクションズ社の「NP後払い」を筆頭に、多くの決済サービスプロバイダーが後払い決済を提供しています。

海外では、「Buy Now Pay Later」(略してBNPL)と言われており、

  • Klarna(@スウェーデン)
  • Afterpay(@オーストラリア)
  • Affirm(@アメリカ)

などが有名です。

クレジットカードを持っていない、または持っていても使いたくないユーザーに多く利用されているサービスです。

越境EC事業者として、日本へ進出してきた「Atome」に期待していること

海外のユーザーが使っている現地決済サービスを、日本の越境EC事業者が契約したい場合、基本的にはその決済サービス会社が日本に法人を持っている必要があります。

台湾では、日本のネットプロテクションズ社が台湾でも後払い決済を展開しているため、台湾向け越境ECでは現地後払い決済サービスを利用することができました。

「Atome」は、台湾含めアジア10ヵ国で展開しており、急成長している後払い決済サービスです。

各国ごとに各種規制など異なるので、対応が難しい国もあると思いますが、日本の越境EC事業者が「Atome」を契約すれば、アジア10ヵ国で利用できるようになれば良いな、と期待しています。

まとめ

越境ECでの販売において、海外現地のユーザーが良く使う決済方法を用意することが、越境ECでコンバージョンを上げる(売上を上げる)重要要素の一つです。

弊社は引き続き、海外現地各国でニーズある決済方法を取り揃えていこうと思います。

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DICE.K

海外ネタを中心に書いてます。

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