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ジェトロ「中国EC市場と活用方法」レポートより、2021年最新中国越境EC情報(3)

ジェトロ「中国EC市場と活用方法」レポートより、2021年最新中国越境EC情報(3)<!--hashimoto-->

はじめに

日本貿易振興機構(ジェトロ)大連事務所が2021年6月に「中国EC市場と活用方法」というレポートを発表しました。
公的な立場から信頼のおける情報を発信しているJETROですが、これまで発表してきたレポートと比べても、中国への越境ECについてのより実践的な情報が記されています。
コロナ渦における中国越境ECのリアルを伝えるものとして非常に有用なので、3回に渡って概要をお伝えします。

第三回目は中国のECビジネスの販促を「行う」です。

まだ、第一回目・第二回目を読んでいないという方は、こちらからご覧ください。


中国EC市場の基本知識

主要モールのEC内リスティング広告ツール

レポートには、市場の 4 分の3のシェアを占める淘宝(Taobao)・天猫(Tmall)と京東(JD.com)の EC 内リスティング広告ツールが紹介されていました。各広告ツールについての日本語の情報はほぼないので、貴重な情報です。

ライブコマースの歴史と注意点

現在興隆しているライブコマースについても言及しています。

ライブコマースは、比較的新しいネットショッピングの販促手法で、消費者と緊密かつ双方向型コミュニケーションをとることができるというメリットがある一方、低価格戦略に陥りやすかったり、返品率が高かったりといったデメリットがあるということも忘れないでおきましょう。

また、商品を紹介するライバーによって売上効果の差が大きく、コストパフォーマンスが予め見込みにくいという注意点もあります。ただ単に、ライブコマースをやってみるという気概も大切かもしれませんが、どのライバーで、どのプラットフォームで、ライブコマースを行うのかしっかり戦略立てる必要があります。

各 SNS を商品販売ツールとして利用する場合の留意点

PCユーザーよりはるかにスマホユーザーの多い中国のEC市場にとって、SNSでの販促活動は重要な役割を果たします。

各SNSごとの特徴と活用時の留意点を述べています。

まとめ

3回に渡ってJETROの中国越境ECレポートをご紹介いたしました。

今までは、日本語で海外のEC市場について、信頼性がある最新情報を得ることは難しかったのですが、このように中国の情報を日本語で手に入れることができ、非常にタメになる資料だと思いました。

本レポートでは、この他にも最新の中国ECプラットフォーム情報なども記載されています。ぜひ最新情報を得て、貴社のビジネスの戦略に役立ててください。


《参考・画像出典》Jetro 中国EC市場と活用方法

Author Profile

著者近影

HASHIMOTOHIROKI

1984年香川県生まれ。 早稲田大学第一文学部哲学専修卒。 三味線奏者、豆腐屋、八百屋を経て、現在はスターフィールド株式会社で、あらゆる日本企業を世界進出させるべく越境ECの普及に力を注ぐ。 特に中国、台湾向けECカート導入がメイン業務。

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