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【小紅書RED】2022年版/誰でもできる最も手堅い中国ECの必勝法

【小紅書RED】2022年版/誰でもできる最も手堅い中国ECの必勝法<!--niwaya-->

小紅書は検索エンジンであり、マーケティングツールである

小紅書について書かれた記事が興味深かったので、一部引用して、中国ECの攻略方法を解説していきます。
https://note.com/maki_cn/n/n19546dbc9623

小紅書で売れない理由

まず、小紅書では売れないという事実を受け入れましょう!

小紅書を見る人の購買行動は、以下のような流れです。

  1. 購入者の購買行動の問題
    小紅書で情報を収集する → Taobao/Tmall/JD/PDDで商品名を検索し購買する
    他ECモールの方が強いセールなどがあり、安く買える
  2. 小紅書のアフターサービスがイマイチ
  3. 小紅書のEC機能の信頼度がまだない
    →偽物商品文化の影響がまだある…
  4. 中国で売れる手段である「ライブ配信」の恩恵を受けられない
    他ECモールに比べて、機能面で劣っている
  5. 他ECサイトへのリンクができない
    →小紅書で無理やりかわせる感が嫌われている要因

小紅書の正しい活用方法

前の章でECモールとしての小紅書についてお伝えしましたが、SNSとしての小紅書は情報収集/検索の役割として優秀
他のSNSは受動的に情報が入ってくるのを待つが、小紅書では能動的に情報を見つけるという特徴がある
→購入をしようと思った商品の情報があれば信頼して、別サイトで購入する

小紅書の具体的な運用について

主な利用者層:都市部/女性/20~40代
↑この利用者層をターゲットにして、運用するのがおすすめ!

  1. 画像/動画の投稿をする
    化粧品の場合、静止画の方が読まれる傾向にある
    ファーストビューのトンマナ(tone&manner)を統一することが重要→ブランディングにつながる
  2. ポスター風の商品画像を効果的に投稿する
    製作が大変+飽きられやすいので、6投稿に1回くらいのペースで差し込むのが有効
    現地の人が使う流行りワードを活用する
  3. モデル/自社スタッフを起用する
    実際に使用する方法やシーンなどを投稿すると、購入の意欲が上がる
    商品を効果的に使うことができるように、企業側が伝えることで使用者の満足度が上がる
  4. インフルエンサー/ユーザーの2次利用(UGC)をする
    インフルエンサーに投稿を依頼するタイミングから2次利用について伝えておくとgood
    実際のユーザー目線の発信ができる
  5. プレゼント/抽選キャンペーンを行う
    商品を無料で提供する→フォロワーの獲得や口コミを増やすことなどができる
    例1) フォロワーの獲得→フォロー+いいね+お気に入り
    例2) 口コミを増やす→フォロー+ハッシュタグ付きのコメント
    例3) 商品のニックネームを募集→ハッシュタグ付きのコメント
    中国で広く認知されるためには、商品のニックネームが重要となります
    *プレゼントのルールがよく変わるようなので、都度確認しましょう
  6. アクティブ運用をする
    自社商品の投稿に対して、自社アカウントからいいねやコメントで反応する
    ネガティブなコメントに対しても丁寧に対応する
    アンチからファンに変わる可能性が高い
    大変な運用コストだが、ここまでできたら競合他社との差が生まれる戦略である
  7. アプリ内広告を出稿する
    ・リスティング広告→検索時に上位表示させる広告
    ・フィード広告→フォロワーの記事が出てくるフィードの中に織り交ぜて表示させる広告
  8. お役立ち情報の発信
    商品情報しか投稿されないと飽きてしまう
    ユーザーが求めている情報を投稿した方がバリエーションが増えて、

小紅書の費用について

アカウント開設費用(初回認証時):600元
年間審査費用:年間600元
※年間審査に落ちた場合や更新期限が切れた場合は、
企業公式アカウントの機能を失います
※年間審査には3日間かかります
※審査時に支払います(現状支払方法はアリペイのみ)

余談:ライバルサービスについて

・tictoc/lemon8(Byte Dance)
・淘宝(アリババ)
上場しているメガ企業が小紅書を食べてしまおうとしている事実もある。

まとめ

まず、小紅書で売ろうと考えるのはやめて、SNSとして認識して活用しましょう!

中国の人は商品の口コミがないと買わないので、小紅書に口コミを集約させることが、現在の正しい中国向けマーケティングと言われています。
日本でも流行っているSNSマーケと同様の運用方法で基本的には問題ないですが、特に口コミを書かせることに注力しましょう。
口コミを書いてもらうことで小紅書の真価を発揮します!

Author Profile

著者近影

M.NIWAYA

なんとなく入った学校で、ITの知識を叩き込まれる。 2年ほどエンジニアとして働いたのち、営業(カスタマーサクセス)としてクライアントとやりとりをして勉強の日々。 たまにいい感じのアウトプットをしてます。

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