STERFIELD

2022/07/02

【越境ECセミナーレポート】小さくはじめて大きく育てるアジア向け越境EC戦略最新事情

【越境ECセミナーレポート】小さくはじめて大きく育てるアジア向け越境EC戦略最新事情

2022年6月23日、ECプラットフォームを運営する株式会社フューチャーショップ様にお招きいただき、株式会社 SIパートナーズ様BeeCruise 株式会社様と共に越境ECセミナーに登壇させていただきました。

今回は、そのダイジェスト版を実際にセミナーで用いられたスライド(一部抜粋)を使ってご説明いたします。

  1. 購入サポートサービスを活用して、自社ECサイトで最速で越境進出!
    〜導入企業様に海外販売の感触をお伺いします〜
  2. 東南アジアの越境EC市場のトレンド。大手モール LAZADA/ShopeeやSNS事情。
    〜運営・物流・決済・マーケティングまでワンストップでの活用事例〜
  3. 自社サイトで「アジア越境EC」といえばLaunchCart!
    〜国内向け自社ECとは一味違う、海外向けの特徴、注意ポイントをご紹介〜

1.購入サポートサービスを活用して、自社ECサイトで最速で越境進出!〜導入企業様に海外販売の感触をお伺いします〜

第一部では、まずBeeCruise 株式会社の山口様より、Buyee Connectについてご説明いただきました。

Buyee Connectは、国内向けのECサイトを越境化するサービスです。自社ECサイトにBuyee Connectのタグを埋め込むことで、海外からの注文が可能になります。Buyee がその注文を元に国内ECで海外ユーザーの代わりに購入・発送をすることで、海外の注文者に商品が届くという仕組みです。

Buyee Connectを導入されている秀和株式会社の松井様へのインタビューも行われました。秀和株式会社は、がま口を特徴としたバックやポーチなどの商品を販売している企業です。

プロモーションは、SNSを中心に行われており、国ごとによく利用されるSNSが異なるので、使い分けを意識されているとのことでした。またBuyee Connectで商品が売れた後のフローや、カスタマーサポートも全てBuyeeが対応されるということで、国内ECの感覚で海外販売を始められた、とお話されていました。

2東南アジアの越境EC市場のトレンド。大手モール LAZADA/ShopeeやSNS事情。〜運営・物流・決済・マーケティングまでワンストップでの活用事例〜

第二部ではSIパートナーズの重信様より、東南アジアのモールやSNSについてお話していただきました。

東南アジアのECモールを4つご紹介いただきました。日本から販売ができる東南アジアの越境ECプラットフォームとして、LazadaとShopeeがあります。越境での販売はできないものの、ベトナムではTiki、インドネシアではtokopediaというモールが人気です。

Shopeeの特徴として20代の利用者を中心に比較的安価な商品が好まれることが挙げられます。また1つのアカウントで複数カテゴリの販売も可能だそうです。

Lazadaの特徴は、30代以上の購買力のあるホワイトカラー層に利用者が多いことです。Shopeeと違い、1アカウントで1カテゴリの販売が推奨されています。例えば、化粧品と日用品を販売したい場合、別々のアカウントを作成する必要があります。

続いて、モール出品の際の、商品登録や商品ページ作成のコツについてもお話いただきました。機械翻訳に頼るのではなく、自然な現地の言葉に翻訳することがまずは重要だそうです。また、東南アジアの場合、バナーや商品ページは賑やかな物が好まれます。日本以上に割引や送料無料などといったお得な情報が注目されるので、そういった施策を駆使した販売が大切だそうです。

3自社サイトで「アジア越境EC」といえばLaunchCart!
〜国内向け自社ECとは一味違う、海外向けの特徴、注意ポイントをご紹介〜

第三部では弊社、スターフィールド株式会社の綛谷より、越境ECでのローカライズのポイントや自社サイトとECモールの併用についてお話いたしました。

海外向けのローカライズ対応は難しいと思われる方が多いですが、工夫する点が少し違うだけなので、ポイントを抑えれば考え方は国内ECと同様です。

例えばカゴ落ち対策では、ユーザーが購入しやすいフォームにするという点では、国内ECと考え方は同じです。ただ国によって自然な購入フローが、多少異なることに注意が必要です。

台湾では郵便番号を覚えている人が少ないため、郵便番号が自動的に出力されるフォームだとCVが上がります。また、国ごとの決済文化やルールに則り、決済の出し分けや注意書きを表示することも大切です。

次に、自社サイトとECモールの併用についてもお話いたしました。ECモールにも自社サイトにもそれぞれメリットがあります。どちらか一方だけでなく、両方を活用することで、相乗効果で売り上げを伸ばしていくことができます。

まとめ

手軽に始められる越境EC、海外モール出展、本格的な自社サイト、ということでとても情報量の多いセミナーでした。弊社としても、たくさん学ばせていただきました。

セミナー内容や、各社サービスに関してご質問がございましたら、各社にお問い合わせください。

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スターフィールド編集部

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