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2020/09/28

メーカー様登壇!台湾ECで最速の黒字化を実現するために必要なマインド  セミナーレポート

メーカー様登壇!台湾ECで最速の黒字化を実現するために必要なマインド  セミナーレポート

2020年9月24日、台湾で健康ドリンクや洗顔料のD2C事業を行われているビーボ社、台湾での広告代理事業を行われているマイクロアド台湾社、そして越境ECカート会社の弊社の3社合同で、台湾越境ECセミナーを開催しました。
今回は、そのダイジェスト版を実際にセミナーで用いられたスライド(一部抜粋)を使ってご説明いたします。

    目次

  1. 台湾D2Cで利益を創出するために
  2. 台湾EC市場のリアルと成功の秘訣
  3. 今こそ台湾EC!越境ECカート会社視点の独自データ大公開!

1.台湾D2Cで利益を創出するために

第1部ではビーボ社の稲田様より、台湾D2C事業において失敗しやすいビジネスモデルを元に、台湾の攻略法についてお話いただきました。

台湾を攻略するポイントは大きく4つ。

1.プロモーション担当ではなく、マーケティング担当として売り上げと利益を追う責任者を1人立てることで、どちらの数字にも目を配れるようにする。

2.プロモーションは1つのチャネルに頼ってしまうと、広告効果が挙がらなくなった際に新規件数の獲得が難しくなってしまうため、必ず複数のチャネルに分散させて配信する。

3.固定費は「なるべく低く」。ECカートはLaunchCartをご利用いただいています。

4.参入方法について。越境ECで始めてみて、その後は現地ECに切り替える方法がオススメ。越境ECは配送に時間がかかったり、コロナのような事態の時には配送がストップしてしまうというデメリットを抱えているため、商品需要を探るために越境ECを始めてみて、その後現地ECに切り替えると台湾での成功に近づきます。



また、組織体制を整えることも非常に重要であり、越境ECと現地ECの両パターンでご説明頂きました。なんと、越境の段階では、事業責任者1人で対応できるとのこと!その後、台湾現地ECに切り替えられた際に、少しずつ事業を大きくしていくということで、日本からの越境ビジネスとはいえ、台湾に1社設立するような感覚だという印象を受けました。



また、最後には台湾平均35%~40%の継続率の中、2回目継続率50~60%を達成されているビーボ社の取り組みについてもお話頂きました。

コールセンターを内製化することで、お客様への対応をより詳細に工夫することが可能になっています。お客様成功のためにメンバーが一丸となって研修を開催されている様子もご紹介いただきました。

※カスタマーサクセスについては、インタビュー記事でもお話しいただいています!

2.台湾EC市場のリアルと成功の秘訣

第2部では、マイクロアド台湾の丸木様より、台湾でのプロモーションについてお話しいただきました。

ECを成功させる上で、台湾においてやるべきことを3つご紹介してくださいました。

1.オファーの現地最適化においては、日本では初回を安くして、縛りをかけることでLTVを上げる施策が多い一方、台湾ではいかに1度の購入でLTVを上げるか、ということで「まとめ売り」が効果的なことが多い。

2.また台湾では、衛生局が訴求が極端な表現に対して注意を促している状況があり、指摘されると罰金が発生することがあり、衛生局への対策が欠かせない。

3.決済方法は多ければ多いほどCVに繋がりやすいと考えがちではあるものの、代引き決済における受け取り拒否の割合が高いことから、代引きはおすすめされていない。

以上のことから、台湾に進出する際には、必ず現地背景を理解した上で台湾向けにローカライズを行うことが、成功へ近づく方法です。



そして、台湾ではFacebookさえ広告配信をしていれば問題ないとされていましたが、最近の台湾では、クライアント数の増加や、CPM単価が上昇したことにより、Facebookのみに依存した市場ではなくなっていているそうです。

これからの台湾の広告戦略では、Facebook以外の広告も含めて、カスタマージャーニーを詳細に描き、売り上げ拡大に繋げる戦略がマストになってきています。



そして最後には、台湾をハブに世界の華僑へ向けた展開についてお話しいただきました。

実際にビーボ様も香港やシンガポールを検討されているということで、真のグローバル展開を目指すための一歩として台湾進出は適切だそうです。

※マイクロアド台湾様のインタビュー記事はこちらです

3.今こそ台湾EC!越境ECカート会社視点の独自データ大公開!

そして、最後弊社のパートではLaunchCartをご利用中のユーザー様が展開している国や商材についてお話させていただきました。


グラフからも明らかな通り、LaunchCartの導入実績が最も多いのは台湾であり、他のアジア諸国に展開されている企業様も、台湾から他国へと展開されているケースが非常に多いです。

また、化粧品や健康食品は商材が軽く、越境ECとの相性が抜群で、多くの化粧品や健康食品メーカー様にLaunchCartをご利用いただいています。越境ECで商材へのニーズを確かめてから現地ECとして運用して頂くことも可能です。

最後に

予定していたお時間より少し伸びてしまいましたが、最後の数分間で事前に頂いていた質問や、チャットでお寄せいただいた質問にお答えいただきました。

越境ECでお悩みの方、台湾進出を検討中の方のお役に立てれば幸いです。

今回のセミナー内容や、各社サービスに関してご質問がございましたら、各社にお問い合わせください。


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スターフィールド編集部

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