事例紹介
マルコメ株式会社様
プロジェクトメンバー
プロデューサー
- マルコメ株式会社 マーケティング部 通販事業課 大原 直木 様
- マルコメ株式会社 マーケティング部 海外マーケティング課 生島 誠人 様
- マルコメ株式会社 マーケティング本部 広報部 PR 課 尾田 春菜 様
- スターフィールド株式会社
サイトクリエイティブ
チャットオペレーション
物流
- スターフィールド株式会社
越境 EC を始めたきっかけ
尾田
私たちは、日本国内のお客様に、いつでもどこでもマルコメの商品を購入いただける場を提供したいという思いから 2004年7月 よ り 「マルコメオンラインショップ」(https://www.marukome-shop.jp/)を運営しています。
同じことを海外でも行っていきたいというのが第一の目的です。
次に、日本ではマルコメ=味噌というイメージがおかげさまで定着していますが、海外では正直なところ定着させれられていません。
越境 EC を通じて、マルコメ=味噌、発酵食品、大豆製品というイメージを植え付けていきたいという思いもあり、越境 EC サイトを始めることになりました。
生島
あと、訪日外国人は日本に来たら日本食を食べますよね? そこで味噌汁を気に入ってくれる人も少なからずいると思います。
そういった人たちが帰国してからも購入できる場を提供したいという思いもありました。
越境EC サイトを作る上で苦労したこと
尾田
商品選びに尽きると思います。
例えば、重いものは送料が割高になるので、今回はなるべく避けました。
その上で、現地の文化や習慣を鑑みて、受け入れてもらえそうな商品を選びました。
生島
8 月に台湾で行われた食品の展示会に出展した時の話で、
最初はコンパクトなフリーズドライの製品が現地で受け入れられるだろうと予想していたのですが、実際にはカップタイプの方が圧倒的に人気でした。
カップタイプは生味噌を使用しているのと、殻付きの貝を使用してるといった、本格的な印象が受け入れられたようです。
商品選びの難しさを痛感しました。
尾田
あとは、サイトのデザインというか、商品の見せ方を現地のスタイルに合わせるというのもありました。
例えば当社は楽天に出店しており、楽天はあの独特な、情報を詰め込んだデザインを良しとしていますが、むしろ台湾ではシンプルなデザインの方が受け入れられる傾向があるようです。
デザインについては今後も改良を続けていきたいと思っています。
台湾を選んだ理由
生島
親日国であり日本食に強く興味を持っていただいているというのが一番の理由ですが、
その他の理由としては、台湾では既に味噌汁を飲むという習慣があるということも大きな理由の一つでした。
例えば中国本土では、豆板醤や甜麺醤など味噌は広く流通していますが、汁物として調理する習慣はあまりありません。
台湾の味噌メーカーは即席みそ汁はあまり製造しておらず、喜んでもらえるのではと考えました。
今後の展開
尾田
現在50 カ国でマルコメの商品を取り扱ってもらっています。
ただ、それぞれの国によって取り扱っている商品が異り、販売できていない商品もたくさんあります。
それらを越境EC で販売することにより、可能性を調査していきたいと思っています。
特にアジア地域は力を入れたいと思ってはいるのですが、各国でどんな商品が受け入れられるかの判断は非常に難しいです。
まずは各国でサイトをプロモーションし、どんな商品があるか知ってもらい、どんな商品が支持されるかをテストしながら拡大させていきたいと思っています。
LaunchCart を選んで頂いた理由
大原
越境EC は以前から情報収集を行っていたのですが、まだどこも事例が少なく曖昧な情報が多い印象で、一歩を踏み出せていませんでした。
LaunchCart は他社よりも事例が多く、その辺りが明確だと感じました。
あとは、会社として越境EC が初めての試みであり、利益の確証が無い中で、コストを抑えてトライアルできるという点も大きな理由の一つです。
物流においては、台湾への配送を無料で代行してもらえるのは非常に助かりました。
越境EC システムに求めること
大原
ただでさえ対面販売に比べてお客様の声が届きにくい通信販売において、越境EC ともなると更に届かない可能性が高いと思います。
日本にいながら現地の声を吸い上げる何かうまい仕組みがないかを考えてもらえると嬉しいです。
今後LaunchCart(弊社)に求めること
大原
サイト自体というよりは、プロモーションをいかに効率よくまわし、低コストで効果がある方法を見出していってほしいです。