越境ECを行うメリット大解剖!
はじめに
なぜ越境ECで海外展開する必要があるのか?
今回は、越境ECを行うメリットについてお話いたします。
越境ECを行うメリット
①市場成長率、市場規模
まずは何といっても市場成長率と今後の市場規模です。
国内EC成長率が11.2%に対して、越境ECの成長率は約2倍の22.2%です。今後も世界中の人々がインターネットに繋がって、SNSでの口コミで越境ECの総流通総額(GMV)は今後もどんどん増えていくでしょう。
そんな超右肩上がりの越境EC市場に参入することでノウハウとSNS上での評価を蓄積するメリットがあります。
世界的ECがスタンダートなった時代に、そのようなノウハウや評価が蓄積されていることは、世界市場の中でビジネスを行う強みになるかもしれません。
越境ECの市場規模については別ページに記載しておりますので、こちらからご参照ください。
②ブランドの大小に関わらず海外展開を行うことができる。
今までは資本力のある大企業が莫大な資金を投じて、煩雑な輸出手続きや広告プロモーションを現地代理店に依頼して行っていました。
しかし、越境ECというスキームが登場してからは、予算規模に応じて、テストマーケティングから本格参入まで各フェーズで柔軟に施策を打つことが可能になりました。
リアル店舗での進出に反して、用意するのは販売LPのみになります。海外進出をスモールスタートできるのは大きなメリットの一つでしょう。
固定観念を捨ててしっかりと調査をし、腰を据えている零細企業はしっかりと結果を出す一方で、担当者が真剣でないメーカーが成果を出せないことは、はっきりしております。
大企業のみならず、突出した技術を持った多くの中小企業が海外進出に挑戦するのを我々は願っております。
③伝えたい世界観を直接訴求することが可能である。
現地のプロモーション会社を介することで伝えたい内容が屈折されることや届かなかったりする事が多々あるようです。
オンラインでの販売で現地のプロモーション会社を中抜きすることによって、ブランドが届けたい世界観やストーリーをエンドユーザーに直接訴求し教育できることもメリットの一つでしょう。
しかし、日本と異なる現地特有のプロモーション手法等ありますので、その国に適した広告手法が必要になってきます。
④インバウンドとシナジー
2018年訪日外国人数が3000万人の大台に達成し、2025年には4000万人を超え観光大国になる事を目指している日本は今後も、ラグビーワールドカップ、東京オリンピック、大阪万博等の国際的イベントがここ数年に盛り沢山です。
世界での日本の注目もかなり高くなり、日本製品を目にする機会が増えるでしょう。
訪日後、自国に帰った際の越境ECの需要が増えることが見込まれます。実際に越境ECを利用される外国の方の日本製品の購買の多くは訪日が大きなきっかけとなっているようです。
まとめ
まだまだ始まったばかりの越境EC市場ですが、気づくと越境という概念が無くなっておりECのスタンダードになっているかもしれません。
とてつもない市場成長率、ブルーオーシャン、高い日本の注目度、この好条件が揃っている今こそが、越境ECを始めるタイミングでしょう。
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