越境ECにも影響大?アメリカ、アジアなど海外のセール&バーゲン情報!
はじめに
越境ECを始める上で各国の商習慣を知ることはとても重要です。 その中でもセール、バーゲンの時期や内容を知ることは越境ECサイトの成功を左右する可能性もある重要なことだと思います。
そこで、主要な越境EC販売先のセール、バーゲン情報をまとめました。
日本
日本では、大手モール型ECの楽天やAmazonが行う、楽天スーパーセールや、Amazonセールが最も一般的なECセールかと思います。
楽天スーパーセールは、3カ月ごとに楽天市場や楽天ブックスで行われる大規模なセールイベントです。単に値段の割引率が高いだけではなく、お得なクーポンや、楽天ポイントの還元率が高くなったりと、様々な角度でお得にお買い物ができる期間と言えます。
Amazonセールの中では、毎月行われているAmazonタイムセール祭りや、Amazonプライム会員限定のアマゾンプライムデーなどがあります。こちらも、値引きだけではなくAmazonポイントをたくさん貯めることができたりする形態のセールです。
アメリカ
最大のセールは「ブラックフライデー」です。 最近は、アマゾンや海外のブランドが日本でも行うようになってきましたよね。 毎年11月第4木曜日がサンクスギビングデーで、その翌日がブラックフライデーとなっています。
アメリカのセールは、このブラックフライデーを皮切りに年明けまで続きます。12月に入るとクリスマスセール、1月にはニューイヤーセールとなるといった感じです。その他にも3月にはイースターデイセール、7月にはインデペンデンスデイセールも行われています。
また、ECの分野では、これらに加えてブラックフライデーの次の月曜日に行われる「サイバーマンデー」というセールが今最も盛り上がっており、大幅値引きや送料無料などのキャンペーンが行われています。
中国
双11 = ダブルイレブン = 独身の日と言われる11月11日に行われる最大のセールイベントは今や日本でも有名になったので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
次いで有名なのは、618(京東の日)のセールイベントで、6月1日〜18日まで開催されています。
他にも、双12という12月12日に開催されるものや、中国版ブラックフライデーである黒五など、ECを中心に様々なセールが勃興している模様です。
シンガポール
シンガポールは国をあげてのセールイベント「グレート・シンガポール・セール(GSS)」が毎年6月中旬〜7月末まで開催されています。2019年は6月21日(金)〜7月28日(日)と発表されました。このGSSですが、シンガポール全体にとってかなり大きなイベントで、主要なショッピングモールは営業時間を0時まで延長することもあるそうです。
GSSが最大のセールイベントではあるものの、ブラックフライデーも浸透しており実質年に2回、大規模なセール時期があります。
また、通販部門だと、シンガポールに拠点を置くモール型ECであるLazadaで、2018年4月25日にLazada Birthday FestivalというLazadaの6周年を祝う大規模セールを行ったようです。
これは、東南アジアに展開するLazadaが各国で行ったセールです。
まさに国境を越えているECモールのセールということで、国を越えて商材を販売しようと考えている方は、うまくタイミングを合わせて戦略を練ることが重要となってきます。
マレーシア・タイ
両国とも、中華系に先祖を持つ人が多く、中国で行われている旧正月や双11や双子12などのセールイベントが盛んに行われています。
また、シンガポールから進出してきたLazadaや東南アジアで急成長中のECモール、Shopeeが独自に行うセールが、マレーシアやタイを含む東南アジアの国々でも行われているようです。
英語圏であるマレーシアの場合は、アメリカで盛大に行われるブラックフライデーやサイバーマンデーも盛んに行われています。
まとめ
オンラインショッピングが一般的に普及をしている日本やアメリカの方が、セールを頻繁かつ盛大に行っている印象を受けました。
しかし、中国では、オンラインでのイベントが先に盛り上がりを見せ、実店舗がそれに乗っかるという逆転現象が起こっているそうです。
今後、まだオンラインショッピングが普及しきっていない他の新興国でも、似たような現象も起こってくるかもしれませんね。
内容や熱狂度は違えど、各国ごとにセールイベントは行われているので、それをターゲットに越境ECの戦略を立ててみると効果的かもしれません。
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