インドネシアECでの主なセールイベント
はじめに
オンラインショッピングが一般化し、ECイベントは世界的に文化的現象になりつつあります。
アメリカではブラックフライデーやサイバーマンデー、中国では独身の日の様に、オンラインでの販売においてこれらのイベント日を把握することは非常に重要になってきます。
これまでは、リアル店舗のようにクリスマスや、独立記念日等の国が定めた文化的休日が、消費者の消費活動が活発でした。しかし、近年の消費者行動はものすごい値引きやプロモーションによりお祝い事等に縛られず促進されています。
国が定めている休日とは異なり、これらのECイベントは莫大な売上を生み出します。そこで今回は、人口は2億人を超え、世界最大のイスラム国家の「インドネシア」のECイベント日をご紹介します。
マレーシアのセールスイベントについてはこちらの記事をご覧ください。
インドネシアECでの主なイベント日
インドネシアのECカレンダー・プラットホームは出資元の多くの中国企業の影響を受けています。そのため、中国で人気なECイベントが多い傾向にあります。
中でも特に影響力の大きいECイベント日をご紹介します。
HarBolNas
HarBolNasは2012年にLazada IndonesiaをはじめZaolaやShopeeによって創られた、インドネシア固有のオンラインショッピングイベントになります。大きなポテンシャルはあるものの、まだまだEC化率が低いインドネシアの方々のオンライン購買を促進させるため、3社によって創られました。
名前の由来は”Hari Belanja Online Nasional”、インドネシア語で「ナショナルオンラインショッピングデイ」になります。
通常は12月12日の1日間だけの開催ですが、2020年は12月11日と12日の2日間の開催予定です。
1日目の11日にインドネシアのローカルブランドに焦点が当てられたプロモーションが行われ、2日目の12日は海外のブランドや製品の販促が行われる予定です。
一番商品が見られる時間帯は午前10時から午後1時の時間帯だそうです。
この時間帯に注力して戦略を建てるのが大きな鍵になります。
W11 Single Day 独身の日
今となってはおなじみのこの文化はアリババや京東商城といった、中国のECの巨人たちが持ってきました。
2019年にはTokopediaやLazadaがカスタマイズしたそれぞれのキャンペーンを実施し始めました。
インドネシアの独身の日ではカゴに入れる額が通常のIDR 157 thousand (USD 11)からIDR 319 thousand (USD 23)と約2倍になるようです。
独身の日になぞって、午前1時と午後1時の時間帯が一番アクセス数・購入率共にが特に高いようです。
Shopee 10.10
後発にも関わらず圧倒的な存在を表しているShopeeは、11と12の数字が取られた為10を選択しました。
こちらのイベントは後発にも関わらず、上記2イベントと同等の規模になっています。
お客様への還元が2つのイベントと少し変わっています。
Shopeeの10.10ではインドネシア航空のマイルが溜めたり、期間中アプリを開いた際に商品を獲得出来ます。
まとめ
今回はインドネシアでメジャーな3つのECイベントをご紹介しました。
上記イベント以外にもラマダン等の宗教や文化が関連した、購買意欲が高い期間があります。
そのようなイベントを把握し、適切なプロモーションを行っていくことは越境ECでも非常に重要になってきます。
お知らせ
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