各国の決済事情シリーズ「北アメリカの決済事情を網羅」
はじめに
東南アジア各国の決済事情を網羅することを目的にした本シリーズですが、今回は、アジアを飛び出して大陸ごとの大きい括りで決済トレンドを見ていきたいと思います。
第一弾は北アメリカです。基軸通貨ドルとあらゆるイノベーションの発信を担って来たアメリカとカナダ、メキシコ、グアテマラ、ベリーズ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマが北アメリカ大陸に位置します。
2022年の予想も併せてご紹介します。
主な決済手段
対面式の主な決済手段
クレジットカード発祥の地であるアメリカでは約150年以上の歴史があります。日本の明治時代には既に石油会社、タクシー会社など特定の業種での紙製クレジットカードが普及していたとのことで圧倒的な普及率を誇ります。
また、銀行口座を持たない人の数は2017年でわずか5%程度と推定されておりデビットカードでの支払いも同時に普及しています。
2018年推定
2022年予測
《出典》Worldpay
Eコマースの決済手段
2018年時点では、ここでもクレジットカードが覇権を握っておりますが、電子決済が20%まで普及しております。そして、2022年の予測では電子決済が33%と上回っているので、おそらく今年2020年あたりでその順位が変わるものだと予想されます。
2018年推定
2022年予測
《出典》Worldpay
まとめ
データは北アメリカ大陸から取得しましたが、内容としては世界一の経済大国アメリカの割合そのものだろうと感じました。
最先進国のアメリカの流れとデータを念頭に起きつつ、続く発展途上国のデジタルリープフロッグ現象を考慮していくと面白い流れを掴むことが出来ます。
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