越境ECサイトを補助金・助成金で構築する方法
はじめに
越境ECはやりたいが先立つ費用がないという方のために、越境ECサイト構築に利用できる補助金・助成金情報をお伝えします。
「え、この補助金を使って越境ECサイトが作れるんですか」 と補助金のことをかなり知っている方にも驚かれることがあります。
一見越境ECに関係なさそうな補助金でも、よく内容を調べると意外と適用範囲が広いことが分かります。適切に申請をすることで、越境ECサイト構築に利用することができます。
また、今年度は新型コロナウイルスの影響で採択率が例年よりも高くなるという発表もあり、越境ECを始めるには良い機会になっています。
下記は越境ECサイト構築に利用することができる
- 「ものづくり補助金(一般型)」
「小規模事業者持続化補助金(一般型)」
「IT導入補助金」
の特徴をまとめたものです。
これらを活用する際にポイントとなる3点をお知らせします。
※なお、ここで言及する「越境ECサイト」とは独自ドメインサイトのことを指します。モール内でのサイト構築については範囲外なのでご注意ください。
時間外労働等改善助成金についてはこちらの記事をご覧ください。
3つのポイント
補助内容
補助対象者や、補助対象となる経費、補助金額などを確認する必要がありますが、意外と大事なのは補助率です。
当然ですが補助率が高いほうが、利用価値があります。補助率としては2/3と1/2がよくある数字で、この場合は2/3の方が有利な補助率となります。
たとえば150万円が必要な施策の場合、2/3補助率の補助金がおりると、100万円の補助金が出るという意味なので、事業者は50万円のみ負担となります。補助率1/2の場合は、75万円の補助となり、事業者負担も同じく75万円になります。
補助金額も大切ですが、金額が高いものほど競争率も高く、申請の難易度が上がります。その際、補助金額自体はそれほど高くなくても、補助率が良い「利用価値の高い」補助金を選択するのも一つの手です。
申請書類の制作難易度
事業が補助対象になることを確認し、いざ申請しようとしても、書類を用意する段階で躓いてしまう方も多いです。
申請前に、必要な書類の内容を確認してください。
たとえば、補助金額が高額で人気のあるものづくり補助金(最大1,000万円)の場合は、図表を交えてA4で10ページ程度の文章による記述が必要で、難易度はかなり高いと言えるでしょう。
一方で、IT導入補助金は比較的簡単に申請が行えます。
採択率
無事に申請を行えても、100%採択されるわけではありません。難しいのは、年度によって採択率が大きく変わる可能性があるということです。
たとえばIT導入導入補助金の場合、2018年度は申し込みが少なかった影響で国が予算額500億円を使い切れず、かなり高い確率で採択がされました。体感的には95%ほどでした。
ですが、2019年度は一転して申込数25,669件に対して採択数7,386件と、採択率28.8%にまで落ち込んでいます。これは予算額が前年度より下がったにも関わらず、前年度の大盤振る舞いの様子を見て申込みをする企業が激増したからと考えられます。
一方で、採択率90%だった小規模事業者持続化補助金というものも同時期に行われており、採択率を予想して戦略的に動く必要があります。
まとめ
越境ECサイト構築時に使える補助金をご紹介するとともに、気をつけるポイントを3つお知らせしました。
補助金申請の難しさに、いわゆる「補助金に採択されるための書き方」が求められるという点もあります。補助金申請書類に嘘や誇張を書くことは絶対にいけません。しかしながら、採択基準のポイントを把握している専門家がそれを意識しながら書くことで採択率は上がります。
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