国ごとに異なる越境ECの方法について、まとめました。
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国ごとに異なる越境ECの事情&対策
前ページ「越境ECとは」にて、越境ECと国内ECの主な違いについて簡単にご紹介しました。
本ページでは、国ごとの違いを表でまとめました。
台湾 | 中国 | シンガポール マレーシア |
ベトナム | 韓国 | |
言語 | 繁体字 | 簡体字 | 英語・簡体字・(マレー語) | ベトナム語 | 韓国語 |
通貨 | TWD | CNY | SGD・MYR | VND | KRW |
決済サービス | 後払い決済(コンビニ、ATM) クレジットカード |
Alipay WeChatPay 銀聯 |
銀行決済 クレジットカード PayPal |
代引決済 銀行決済 |
クレジットカード |
サーバー | 日本 | 香港 | シンガポール | シンガポール | 日本 |
検索エンジン | Baidu | NEVER | |||
SNS | Facebook LINE |
WeChat Redbook |
Instagram |
Facebook Zalo |
KakaoTalk |
その他特徴 | ECに関連する検索エンジンやSNSが日本とほぼ同じで、国内EC企業様は国内のノウハウを横展開しやすい環境です。 | 市場規模世界一。日本商品の購買力も高く、魅力的な一方、独自のネット規制(グレートファイアウォール)への対策が必須です。 | 中国語と英語が通じ、国内のECの環境が整っていて越境ECがしやすい環境です。台湾で成功された企業様が、越境ECのノウハウを横展開しているケースが多いです。 | 今後確実に成長をとげる市場。ECのインフラが整いつつあり、徐々に越境ECでの展開がしやすくなってきています。 | カード払いがアジアのどの国よりも普及しており、ECがしやすい環境ですが、NEVERやカカオトークの活用等、現地への対応が必須です。 |
サーバー設置国について
越境ECサイトを運営する上で、表示速度は非常に重要です。サイトへのアクセス元から、サーバーまでの物理的な距離が近ければ近いほど、表時速度は速くなります。そこでLaunchCartは、販売先国に合わせて、複数の国の中からサーバーの設置国をお選びいただくことができます。
多国展開をされる場合、中国をターゲットに含むのであれば香港サーバーが必須となります。また、アジア全域をカバーするのであれば、シンガポールサーバーがおすすめです。
中国向け越境EC 香港サーバーの利点
中国は、グレートファイアウォールという独自のネット規制を持ちます。中国向け越境ECの場合は、香港サーバーをオススメしています。なぜ、中国国内のサーバーでないかと言うと、中国国内のサーバーにECサイトを設置するには、商用ICPライセンスという中国のライセンスを取得する必要があり、日本企業様が取得することは非常に困難だからです。一方、日本サーバーだと、グレートファイアウォールの検閲にかかり、中国国内で表示することのできるECサイトであっても、少なからず表示速度に負の影響が出てきます。そこで、ICPライセンスの取得が求められず、かつグレートファイアウォールによる検閲のない香港サーバーをご利用いただくことにより、中国国内で安定して表示のできるECサイトを制作できるのです。